ぼくはこんな本を読んできた
2006年8月5日(Saturday) 12:34am ガイドブック 文庫 書評 科学 立花隆 読書立花隆の読書術の詳細と90年代前半の書評を集めた本。
立花は広範なジャンルにわたってそれこそ膨大な専門書を読んでいる人だが、なぜそうなるのか、なぜそれが必要なのかがこれを読むと良く分かる。
asin=4167330083
誰しも漠然とは感じていることだとは思うが、現代文明は細分化され過ぎて行き詰まっている。この状況を打破するにはクロスボーダーな知を身に付けるしかないことは明らかだ。
しかし実際にそのように行動している人はほとんどいない。
情報の洪水に正面からつっ込んで行くとどうなるのか?その実例がここにある。
立花隆の本は文自体が面白い。難しくて理解できないようなことはないのに、もの凄い密度を持っている。
一言ずつの裏に数十冊、数百冊の本が存在しているとはこういうことかと圧倒される。
異様にリアルで本質をつく表現の塊に目が覚める。これはジョークではなくて、寝不足の通勤電車で現に目が覚めるという実話だ。
実はこの本、『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』の書評が最高に良かったから買った。
しかし、『〜こんな本を読んできた』の方は書評(というか本のセレクト)はそんなに良くない気がした。さすがにバブルとデフレをはさんで15年も前の本となると、いまの社会と直結した問題ではなくなってくる。
そんなわけでこの本は読書論の本と思って買った方が良い。さすがに読むことで生きている人の読書論はそこらのものとは一線を画しているのでこれは価値だ。
圧巻なのは、立花が中学3年生の時の読書感想文。
普通の読書感想文は一冊を題材に虫の息で原稿用紙をうめるところ、大作文学を中心に100冊を優にこえる壮大な読書歴サマリーになっている。
大半の人は一生をかけても中3の立花少年に満たないという恐るべき事実があきらかになる。
なお、この本で紹介されている本の個別の書評は、このページ下のトラックバックにリンクしてある。


2007年2月23日(Friday) 01:18am
立花隆の書評の良いところ…
立花隆の書評第3弾『ぼくの血となり肉となった五〇〇冊 そして血にも肉にもならなかった一〇〇冊』が出た。店頭で見つけて中身も見ずに買った。面白いのは分かっているからだ。
い….
2007年4月10日(Tuesday) 01:07am
突飛なるものの歴史…
歴史というと堅苦しいイメージを持つかもしれないが、テーマが”突飛なるもの”となれば話は逆だ。この本は、通常の思考の範疇をはみ出した奇想の産物ばかりを集めた歴史本。
…
2008年4月16日(Wednesday) 07:52am
ぼくはこんな本を読んできた…
ぼくはこんな本を読んできた―立花式読書論、読書術、書斎論 (文春文庫)(1999/03)立花 隆商品詳細を見る
読みたかった本です。間違いなく現在の……