家具の地震対策はハイブリッドで July 9, 2006
地震に備えて食器棚・本棚などの家具が倒れるのを防ぐ器具を見かける。地震グッズの最大の疑問は「本当に利くのか?」という点。
調べてみると、東京消防庁が2004年に実証実験を行っていて、これが非常に参考になった。 転倒防止器具の種類別にどの程度の震度まで耐えられるかを、実際に揺らして確認している。 これは価値だ。全文読んだ方が良い。 表の見方に一瞬とまどうのだが、○印は微動だにせずで問題なし、ロッキングが僕らが創造するようにぐらぐらと揺れる感じだと思う。ロッキングチェアーのロッキングなんだろう。
表の結果をまとめて言うと、
- L字金具をうまく取り付けると効果大
- 他の器具でも床と天井の両面対策を組み合わせることで効果大になるものがある
- 単体では利かない器具もある。過信するのは危険
というところか。賃貸住宅では金具はまず付けられないので、床と天井の両面に転倒防止器具を取り付けるのが現実的ということになるだろう。
地震のときは、短時間の間だけでも転倒防止できれば助かる可能性が飛躍的に上がると考えられる。家具から離れる時間が稼げれば良いからだ。
消防庁の実験は、阪神大震災の地震波データなどを使っているので信頼性はかなり高い。 なんとなく想像するに、自然の揺れ方は波形にムラがあるんだろうと思う。あるタイミングで共振が起こった場合などに、きれいな正弦波とは違う挙動になるはずなので、その点で実データは優れていると思う。 観測技術・情報処理技術・機械制御技術が発展したことで、実際の地震を再現できるというのは日本にとっては大きな価値がある。
僕ら一般市民は阪神大震災に学べているとはいいがたいのだが、あの震災で何が起こったのかをより具体的に知り「明日はわが身」と思って地震に備えるべきだろう。
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